ギャラリー・オフグリッドの自主企画展第12弾「失われたバラ園」再エネビルで開催中。

【2019年6月10日】
ギャラリー・オフグリッドの自主企画展第12弾では、双葉町にあった「双葉ばら園」をめぐる3人の表現をご紹介します。近年『失われたバラ園』という絵本を刊行しバラ園を通して多くのことを問いかける作品を発表された絵本作家の沢田真理さんの絵本原画。2011年の原発事故による全町避難後、人の手が入らぬままとなったバラ園の姿を360℃のパノラマカメラで撮影した写真家の岩根愛さんの写真作品。そして、バラ園の主である岡田勝秀さんが2011年以前に撮影していた在りし日のバラ園の写真。ふるさとを喪失するということはどういうことでしょう。そこにあった歴史、文化だけでなく、人と人の繋がりをも断ち切られることではないでしょうか。明日への希望さえも奪われます。双葉町にあった、原発事故で失われたバラ園を通して、ふるさととは何か。本当に大切なものは何かを考えるきっかけになればと思います。ぜひご覧ください。
◆沢田真理(さわだまり)
絵本作家。武蔵野美術大学造形学部産業デザイン科視覚伝達専攻科卒。日本児童出版美術家連盟会員。東京造形大学絵本非常勤講師。 絵本作品に「江戸の一日」(朝日新聞社)「絵暦・江戸の365日」(河出書房新社) 「マイケルおじさんの農場絵日記」「マイケルおじさんのガーデン絵日記」(美術出版社) 「大江戸ファンタジー」(パロディ舎)「手づくり絵本」(光文社)「くだもの&ケーキ」(講談社)「絵本あいうえお」(偕成社)など多数。 NHK Eテレ「趣味の園芸・大江戸花競べ」タイトル画、放映中。
◆岩根愛(いわねあい)
写真家。ハワイの日系人文化や、世界の多様なコミュニティについての取材を続けている。ハワイで出会ったカメラで360°パノラマ写真も撮影。福島県内で、原発事故により変化していく風景の撮影も行い、2013年からは福島県三春町に拠点を持ち制作を続けている。写真集に『KIPUKA』(青幻舎刊)。同写真集と展示「FUKUSHIMA ONDO」で第44回(2018年度)木村伊兵衛写真賞を受賞。
◎会 期:6月2日(日)〜7月24日(水)
・観覧時間 月・火・水曜日 10:00〜17:00 日・祝日 13:00〜17:00
・休廊 6月9日、23日、7月7日は休廊
※日曜日は隔週開廊、但し6月8日(土)・7月21日(日)は開廊します。
◎観覧料:無料
◎会 場:ギャラリー・オフグリッド 福島市荒町4-7県庁南再エネビル3F
※お車でお越しの方は近隣の駐車場をご利用ください。
◎主 催:一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金
◎お問い合わせ:一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金 TEL 024-525-8155 / e-mail contact@fukushimafund.or.jp
*ギャラリー・オフグリッド:http://www.fukushimafund.or.jp/gog/

 

双葉ばら園

太陽光パネルの下で、目下牧草収穫作業中。

【2019年6月10日】
飯舘村では太陽光パネルの下で、目下牧草収穫作業中です。

 

2月2日(土)にドイツFIT法の起草者であるハンス=ヨゼフ・フェル氏 を迎えてシンポジウムを行います。レジェンドのお話を聞ける 貴重な機会です。ふるってご参加ください。(弊社専務取締役も登壇いたします)

【2019年1月13日】
パリ協定以降、脱炭素社会(再生可能エネルギー社会)への牽引役が、気候変動に影響を受ける国や環境NGOから国際ビジネスセクターに移行したと言われるようになりました。その背景には、気候変動による災害への危機感だけでなく技術革新とコストダウンにより、再生可能エネルギーへの投資が「payする」ことが実証されつつある、という現実があります。本APYLP x SGRA*ジョイント・セッションでは、再生可能エネルギーが秘める可能性とその現実性を4つの視点 ― 世界の動向、環境、科学技術イノベーション、地域社会(飯舘村・原発被害からの復興とコミュニティー発電)― から探ります。ドイツの脱原発政策を牽引してきた緑の党の連邦議員を務め、現在エナジー・ウォッチ・グループ代表のハンス=ヨゼフ・フェル氏や、震災で多大な原発被害を受けた福島県飯舘村でエネルギー問題に取り組む若手リーダーなどの声をお届けします。
◎参加のお申込みこちらから↓
https://www.i-house.or.jp/programs/apylp_jointsession20190202_2/?fbclid=IwAR1pS4WrR5PSSEUvU-jI_mmmkzAlmV_UXyxU1VmZjFWiBefkFpgNBNnILHw
◎PDFのダウンロードは、こちら

 

就任のご挨拶

【2018年11月28日】
 恭啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のご厚情にあずかり感謝申し上げます。さて、私ことこのたび10月29日弊社取締役会において小林稔の後任として、代表取締役社長に就任いたしましたことを謹んでご報告申し上げます。「原発事故の収束」は2つあると思います。福島第1原子力発電所の事故現場の収束と被災者(被災地)の収束であり、何れも等しく大事です。「事故現場をいち早く安心できるものに」と「被災者がいち早く人間らしい生活再生する事」に職域を超えての対応が必須と思います。会長の築いた基盤と信念を踏襲しつつ、今出来ることを先送りせず協働して行動する所存ですので、なお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 敬白 平成30年11月 飯舘電力株式会社代表取締役社長 菅野 宗夫

 

飯舘電力株式会社代表取締役社長 菅野 宗夫

退任のご挨拶

【2018年11月28日】
 皆様には、会社設立から今まで変わらぬご支援を頂き、弊社役職員一同心より感謝申し上げます。おかげさまで太陽光発電所は40基を数えるまでになりましたが、再エネは新しい事業なので決して順風満帆にここまで来たわけではなく、幾つかの壁をみんなで知恵を出し合い作ら、パワーを結集した結果であると思っています。今後50基、60基と分散型の太陽光発電所を建設する予定ですが、売電価格が年々下がっている現状に市場が追いついていけない事や、また再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部が改正になる事もあり、業者の選別が進んでいくと思われます。それでも我々は建設コストを下げることや、効率化(太陽光+a)の為日々努力をしております。 しかしご安心ください、我々はそういう事も想定して既に新しい事業に取り組んでいます。

 

電力と農業の融合

【2015年1月24日】
 ソーラーシェアリングによる飯舘牛の生産これは会社設立当初からの理念である飯舘村の復興に寄与すると言うことにも合致する事業で御座いまして既に会社で今年4月から和牛を飼育していて(小林稔に委託)、来年の秋から出荷が始まります。村ではかなりの方々が農業を再開していて、米・肉牛・花・野菜・おこし酒等があるので、ふるさと返戻品として村のブランド復活の起爆剤になって行くのではないでしょうか。村に戻ると静かすぎて時々時間が止まっているんじゃないかと思う時もありますが、外では政治、貿易問題、国内でもフィット改正等目まぐるしく変化しております。弊社もコンサルティングや、ひっぽ電力、(仮称)二本松電力さんとの協同により仕事も多岐になって来て、視野の広い代表が必要だと思ったのと、私は牛の飼育に専念するため代表を辞任する事を決断しました。今後も暖かいご支援をお願いし、皆様の益々のご発展をお祈りして退任の挨拶と致します。 平成30年10月29日 飯舘電力株式会社 小林 稔